Last Update: "2005/11/13 11:04:13 makoto"

inputmethod

anthy

日本語入力は、通常、手元系(User Interface) と変換系(Conversion Engine) が分れています。Anthy は、何も考えない場合、その二つの区別をしないで 使えるようになっています。 しかし実際には、それらを分けて使うことが出来ます。 例えば、
手元系 変換系
tamago.el anthy
のような組合せも可能です。 参考: http://anthy.sourceforge.jp/cgi-bin/hiki/hiki.cgi?FrontPage | http://anthy.sourceforge.jp/cgi-bin/hiki/hiki.cgi?Emacs%A4%AB%A4%E9#l1

そこで、 まず、 使っている人が多いと思われる tamago との組合せで動かす方法を示します。もし tamago が入っていない場合には、 その tamago を入れておきます。藤原の場合、Emacs-lisp は pkgsrc を使っていません。 その場合、例えば cvs からもらって来て、 sudo make install で入ります。 参考: http://emacs-21.ki.nu/application/tamago.html その上で、次のような ~/.emacs-anthy を用意しておきます。

(set-terminal-coding-system 'iso-2022-jp)
(setq default-input-method 'japanese-egg-anthy)
そして、次のようにして、上で用意したものだけを読んで emacs を起動します。
emacs -q -l ~/.emacs-anthy
日本語と英数文字の切替には C-\ を使います。C-\ を入力すると、モード行が
-あ-:  *scratch*
のように変ります。そこで watashi no namae ha nakano desu のように、 (実際には空白文字は無で)入力します。すると画面に次のように表示されます。
|わたしのなまえはなかのです|
そこで、 空白(space)キーを押すと、
|私の 名前は 中野です|
となるはずです。これで「改行」を入力すると確定します。